高血圧の原因
高血圧になる原因には様々なことがあるとはいえ、大きくまとめてしまうと以下の2つになります。
- 遺伝的に高血圧になってしまいがちな先天的な要因
- 生活習慣などの後天的な要因
この2つです。
まず、遺伝的に高血圧（ずっと一定なものではなく、一日のうちでも変動しています）になりやすい先天的な要因についてですが、遺伝的な体質により高血圧になりやすい、なりにくいが決まっているようです。
ですから、近親者に高血圧の人がいる場合、特に両親が高血圧の場合には、若いうちから血圧に気をつけるようにした方がいいかもしれません。
次に、生活習慣などの後天的な要因に関してです。
先ほど述べたように、遺伝的な要因もありますが、高血圧になる原因（これがあって結果があるというのが自然の摂理といえるでしょう）のほとんどは生活習慣に存在していると言えるでしょう。
形態的特徴、反応機能上の特徴、心的現象上の特徴の三つを合わせた人それぞれの性質をさす体質的に高血圧になりやすくても、生活習慣（健康に良くないことを続けていると、生活習慣病を呼ねれる疾患になってしまう可能性が高くなります）によっても、高血圧にならないこともあります。
むしろ高血圧になりづらい体質であったとしても、暴飲暴食や不規則な生活を続けていると、高血圧（本態性高血圧症と二次性高血圧に分けられます）になってしまう可能性が高くなるのです。
高血圧というのは、生活習慣病の合併症として現れることが多い病気の一つです。 そのため、太っている人や糖尿病の人は特に高血圧になりやすく、糖尿病や肥満になる要因である食生活や運動不足などは、全て高血圧の原因にもなりえます。